何か宗教に入っていますか?

とある宗教の信者さんからのご質問ですが、勧誘目的ではなく、興味を持たれたそうです。このブログを読んでいたら、カテゴリーごとに書き方のポリシーが異なっているように思えるとのことで、ありがたい読者さんですね。

ずばりお答えすると『特定の宗教には入っていません』という感じです。と言いながら、幼少期から剣道をやっていた関係もあって儒教精神は強いかと思います。実際に儒教本は読み込んでいるものもあります。読み込んだ結果、儒教を宗教ではなく思想論として位置づけているんですが、それは他宗教の方々を理解したいという精神があるからかもしれません。

受け売りですが、儒教五常(仁、義、礼、智、信)という徳性を拡充するための教えです。で、目的は五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)関係を維持することで、現代民主主義とはちょっと路線がずれているところに魅力を感じています。小生は人付き合いが上手とはいえないのですが、儒教本を読むと、まずは家族の輪が大切なんだよなぁとじみじみ思えてきます。家庭環境とか影響してるのかもしれないけど。

他宗教徒の方々も読んでみたら反省することもあるかとは思うので、一回くらいは読んでみることをオススメします。ちなみに、小生は聖書(旧約、新約)、その他宗教(新興含む)の関連本は結構読んでいるので何となくですが、各宗教が言っていることは理解しているハズです。どれも間違ったことを言っているわけではなく、信仰する側の解釈の違いでとんでもないことになったりすることもありますが、良いところがあるから歴史があるんだと理解しています。ま、思想の違いで戦争なんてのは避けたいですけどね。

身近なネットワークから形成される、数がものをいわない、儒教精神で人と接して不快にさせないってのは結構良いかと。日本の会社での上下関係や昔の家族(父親が大黒柱で、母親は黒幕)という姿はまさに儒教そのものですしね。かたっくるしいともいいますが。