戦争漫画を読む

終戦記念日前日にエリア88 を再読破

14年前からの習慣になりますが、終戦記念日が近づくと戦争漫画を読むことにしています。今年はエリア88(全23巻)を選びました。
エリア88 とは新谷かおるさんの戦争漫画作品で、小生が小学生の頃に連載されていた古いものです。信じていた友人に裏切られ、見知らぬ国の傭兵になってしまった主人公の苦悩と戦友たちの日々が描かれています。
漫画を始め、ストーリー物は読んでナンボなので詳細は書けませんが、作戦ごとにチーム編成される毎回違うメンバーが、それぞれのプライドを賭けて戦闘機に乗り込んで旅立って行きます。群れることなく、ただ自分の出来ることを全力でやるわけです。上下関係も何もなく、ただただ作戦遂行のためだけに。
株式会社area808k の社名の由来はこの漫画になります。
この漫画、ハッキリ言って泣けます。戦争を美化するわけではないですが、常にギリギリ状態な戦場であっても、男の使命と友情が描かれていて美しすぎます。オマケに、必要な時だけ必要な人材が集まって、しかも一丸となって敵に立ち向かうなんて。自分を否定してしまうタイプの人間には恐らく出来ません。
今日は終戦記念日前日、戦争が無い平和な今だからこそ、こういった苦悩を描いた戦争漫画を読んで、日本の進むべき道を考えなければならないんじゃないかと思います。
戦争反対!平和、平和って他人に言われても、何ら有効な策は出てこないでしょう。人間に煩悩があるうちは戦争は絶対に消え無いし。
でもね、原爆や細菌兵器は反則です。日本でも海外でも。日本は世界で唯一の被爆国だと言われていますが、実は実験段階で被爆している国は他にもあります。また、旧日本陸軍の731 部隊は中国で恐ろしすぎる実験をやりまくってしまいました。死者の数は公開されていませんが、相当な方々が犠牲になっていることは、帰国者の発言により明らかです。

隣国に迷惑をかけていた過去を悔い改めつつ、被爆国としての主張もすべきだと思います。

今年も終戦記念日を機会に、平和とは何かを考えてみたいと思ってるところです。たぶん普段の我々の生活も同じなんですよね、平和って人間関係そのものですから。