Motolora のUIQ 社への出資は、Sony Ericsson のUIQ 譲渡準備だったかも

どこかのブログにコメントをした事があるんですが、昨年のUIQ 株譲渡劇はSony Ericsson のOS 乗り換え準備だったのではないかと思っています。Walkman ケータイ等の“SONY ブランドコラボケータイ”の立役者であるSony Ericsson の坂口立考副社長。この方は、SONY 系企業の人には珍しく“正攻法”で市場戦略を出来る尊敬すべき方で、今回のXPERIA X1 の発表も、この坂口さん無しには達成出来なかったのではないかと思っています。SONY 系企業では、何が必要で、何を出すべきかを具現化出来る経営者は殆どいないのではないかと小生は思っていますが、UIQ をMotolora に譲るかどうかは別として、Windows Mobile の優位性をちゃんと分析しているんでしょうね、尊敬です。この時期にOS の2ライン化を発表してしまう大胆さ。エンターテイメントとの融合を本気でカタチにしようとしているんだと思います。

Symbian 系ではNokia のS60 が優勢ですが、今後はWindows Mobile と真っ向勝負する企業としてSony Ericsson が離脱するのは痛いところでしょうね。

まー、モバイラにとって、いや、ケータイユーザにとってOS なんてものは何でもよくて、安定して使えるものであればそれで良いわけで、大人の事情よりは、エンターテイメントをケータイ市場に持ち込める唯一の企業であるSony Ericsson を今後も支持していこうと思います。iPod の勢いでApple もエンターテイメントしようと目論んでいますが、すべてのエンターテイメントを自社で賄えるのはSONY くらいなものなので、やはり期待しています。何の利権も考えずにWalkman を生み出した創業魂をもう一度見たいです。