いまどきの中国人留学生はリサイクルがわかってるらしい

ローソンストアー100という100円ショップに先ほど行ったんですが、このショップの店頭には誰でも“気軽に使える”分別ゴミ箱が屋外にあります。このゴミ箱の前で、レジ袋にゴミをたくさん入れた数人の中国人留学生がワイワイガヤガヤしていました。よーくレジ袋を見ると、生ゴミやらペットボトルやら、缶やら、トレーやらで分別していました。そのゴミを会話しながら再分別してゴミ箱に入れています。ちょっと気になったんで、『どうしてここに捨ててるのか?』と聞いてみたら『ゴミ袋が高いのと、レジ袋でも捨てられるけど烏や猫がゴミを荒らすから』『コンビニで捨てたら怒られた』という回答をいただきました。なるほど。

“気軽に使えるゴミ箱”っていうのはかなり重要で、中国の街中には結構な数のゴミ箱が設置されているのを思い出しました。屋外に設置してあるゴミ箱の一つにコンビニがありますが、『家庭ゴミ持込禁止』等と貼り紙がしてある事は珍しく無いかと思います。これでは“何のための”ゴミ箱なのかわからないですね。自分の店または周辺しか考えていません。これではリサイクル意識も高まらないですよね。面倒ですもん。
お隣中国ではどうでしょう。街中には目に付くところにゴミ箱があって、わりと使われています。道にゴミを捨てるひともいますが、最近の中国ではこのあたりのモラルが高くなりつつあって、ちゃんと捨ててる中国人も増えているので、わりと回収率が高いようです。で、小生が驚いたのはここからの話しで、中国の(私設)ゴミ箱、ゴミの量が増えたり減ったりするんです。ゴミが減るんです(笑)。中国に住んでいる方はご存知だと思いますが、資源になるゴミはどこからか現れたゴミ回収の人が、欲しいゴミだけ持って帰ります。欲しいゴミだけってのがアレですが、大抵のゴミは中国国内で売買出来るので、分別して持って帰るわけです。もしかしたら企業が人を雇ってやってるのかもしれませんが、回収料金がかからないってのは良いですね。日本のコンビニが家庭ゴミを持ち込まれるのを拒むのは、ゴミの量が増えると、無駄にゴミ袋の取替え頻度が増すのを防ぐためで、回収料金が無料で、ゴミ袋が不要なら、大歓迎なんじゃないかと思います。気軽に使えるお店なら、ついでに買い物して帰ろうとか思いますからね、普通。

お隣の中国では

これも中国での話しですが、回収契約をしていれば、玄関前に500ml のペットボトルを置いておくだけで五角(日本円で約7円)で買ってくれます。

何はともあれ、今回の中国人留学生は非常に感心です。仲間内の誰かがこのローソンを発見して、わざわざ少し遠出してきたというのも感心です。缶専用のゴミ箱に燃えるゴミを突っ込んじゃうような日本人も見習わなくては。