XPERIA X1 を使おう! [ATOK 予測変換対策編]

非常に優秀な予測変換が使えるATOK for Windows Mobile ですが、英語端末で使う場合はその予測変換使用時に無限ループへ繋がる事もあるようです。インストール当初はまったく再現できなかったんですが、他のXPERIA X1 ユーザさんの密告を聞いているうちに再現方法がわかりました。

何が問題で落ちるのか?

あくまでも僕の検証結果なので苦情は受け付けませんが、対応策は試してみる価値があるかと思います。先ほど僕のXPERIA X1 で検証したところ、英語端末上でATOK for Windows Mobile が落ちる原因は“日本語対応のSIP を探しに行くから”という結論が出ました。日本語端末は日本語手書きや日本語キーボード、日本語かなキーボードなど数種類の日本語対応SIP を持っています。そのため、使用しているSIP は常に日本語対応のSIP であるはずなので、ATOK for Windows Mobile は問題無く動きます。しかし、英語端末の場合、たとえ日本語化をしていても日本語対応のSIP を入れない限りは英語対応のSIP を使うことになります。Fep Toggle などのIME ON/OFF ツールが必要になるのもこの為です。

予測変換を使っても落ちないための対策

まずは普通にATOK for Windows Mobile をインストール。リセットする前にレジストリエディタで以下の箇所を修正。


[HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Layouts\e0100411]
“Keyboard Layout”=”00000411

00000411 を00000409 へ変更

Pocket Tweek を使ってBlock Recognizer(手書き英語パネル)のチェックを外します。
(基本的に必要の無いSIP のチェックは外しても構いませんが、標準のパネルは変更しないのが無難です。最悪の場合、再起動しなくなってハードリセットです(ここ何日かで何回も経験済み)。)

ここまでやったら再起動です。再起動後はタッチパネルを使う場合、標準Keyborad を使って日本語入力します。ATOK for Windows Mobile のON / OFF はFep Toggle を使う事になります。
























ひとつ上の日本語入力環境をあなたに

僕の場合、中国語入力や日本語手書き入力がどうしても必要なので大量のSIP を入れていますが、普通のユーザの場合は以下の二本のSIP を入れておくと使い勝手がかなり向上します。二本ともid:KOTETU さんの作ったものです。感謝。
ちなみに、以下の二本のSIPATOK for Windows Mobile のON/OFF 機能を搭載しているので、Fep Toggle が必要無くなります。本当に重宝するSIP です。小技が利いてて助かりますね。再び感謝です。

Happy Tapping Keyboard for PPC2003SE

PocketPC 用のSIP ですが、XPERIA X1 でも問題なく動作しています(起動時はややモッサリします)。このSIP の特徴は指でも入力できる事と、IME(今回はATOK for Windows Mobile)のON/OFF キーを搭載している事です。また、ランドスケープ(横回転)表示時にも使えるモードも搭載しているので、キーボードを開かずに端末を横にして使うことも可能です。また、通常時、ランドスケープ時のキーボード画像もそれぞれ指定出来るところも素晴らしいですね。













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まるちたっぷ。

ケータイ入力もどきを体験できるSIP です。文字ボタンを押す事でIME のON/OFF が可能です。
XPERIA X1 をストレート端末(キャンディーバー)として使えるので便利です。これだけ日本人の使い勝手に配慮したSIPid:KOTETU さんのものしか見たことが無いので、一度は試す価値があるかと思います。
僕は両方とも常用しています。
※Happy Tapping Keyboard またはまるちたっぷ。を導入した場合は、やや入力がもたつきます。もし日本語SIP を単独でインストール出来る方の場合、標準のKeyboard をPocket Tweak で隠すと高速に動くようになります。どうやらATOK for Windows Mobile がここに干渉しているようです。
※標準のKeyboard を隠した場合、標準のパネルは“Romaji”をオススメします。上記二本のSIP を標準のパネルにした場合、再起動出来なくなる可能性が高いです(原因不明)。