カラダの不自由な人をつい見てしまうのは悪?

小生の行動は少々問題だという方もいらっしゃりそう。
全盲ではない盲人夫婦を眺めていたら、あるババァに怒鳴られたという不愉快な話。


↑偽善者はみんな逮捕しちゃうぞというアルフォンスさん
幸いなことか不幸なことか、小生の家族にはカラダの不自由な人がいない。だからか、非常に興味があったりする。
見るなと言われても、視界に入れば見入ってしまっても仕方が無いことだし、別にバカにしているわけでもなんでもないわけだし、何がわるいのか?って思ってる。

こんな話を書いたのは今日の事件があったから。
雑用があってJR大塚駅周辺で調べものをしていたところ、タクシーをひろう盲人夫婦を発見。
盲導犬がいたからわかったんだけど、近くにいた女性が二人をタクシーへ乗り込ませていたんで一部始終を眺めてたわけ。
まぁ、手伝えば良かったんだろうけど、足腰が悪そうには見えないのと、過度に気を遣われるのを嫌うってことを経験から知ってたのもあって眺めちゃったのが気に入らなかったらしい。

近くにいた女性
「あんたねぇ、何見てるの?障害者が珍しいの?」
「まったくね、差別的な目で見ないで」



小生
「…」


本来なら「何だと、このババァ!差別的な目で見てたかどうかはお前の尺度だろ?」と言ってやりたかったんだけどね。
何となく眺めていたのは、盲人の方の扱いを知らずに手伝っていたのが偽善的に見えていたからで、二人とは知り合いでもないし、困っているならヘルプさせていただくのは当然だけど、そんなに偉そうな態度をとるようなことか?っって思ったわけ。

経験だけでものを言うのは良くないかもしれないけど、盲人の方は目が見えないだけで頭は正常。
おまけに全盲だったわけじゃないので(それはすぐにわかる)、自分でタクシーも止てたし、手伝うのはタクシーの仕事では?と違和感を感じたわけです。

自分の尺度で助けたりすることも多々あるとはいえ、相手は小生をまったく知らないわけで、言われる筋合いではないはず。


対象が、声を出せる方なら、助けを求めてくるまで手を差し伸べないというのが本当の親切だったりする。
高齢者が近づくと、待ってましたといわんばかりに「どうぞ」なんて席を譲る方と一緒で、ハッキリ言って偽善です。
逆に、高齢者だからって席を譲ったりすると怒る方も結構います。

相手あっての親切。自分の尺度だけでヘルプしてもしょうがないと小生は思っています。

これを見て「冷たい」と思われても結構。
いかにも親切してますみたいな態度をとって優越感を得てるヤツと同類でいたくないです。

いつもの小生ならどんな感じなのか書いておきます。

満席の電車内で歩き回る小さな子どもを連れたお母さんが立っていた場合。
さっさと席を立って、黙って隣の車両に移ります。

急に席を立てば言葉を発せずとも伝わるわけで、「無言の愛情」という自己満足なら誰もムカつかないのでこういう行動をとっています。
結構な確率でいるんですよね、子連れのお母さん。JR山手線池袋-上野間だと背中に子どもを背負っていながら、元気な子どもを連れている姿も多々見ますし。

自己主張の時代とは言いますが、主張することで不愉快になる方もいることを理解して欲しかったです。

まぁ、相手が感謝していたなら悪いことではないと思うんですが。
みんな共存ってのは、偽善やら主張やらはどーでもいい。ただ、助けを求められたら協力する。
だって、目的は問題解決のお手伝いなんだから。