SO905iCS を一通り弄ってみた
SO905iCS の機能を一通り触ってみたので、以前使っていたSO902i との違いを中心にエントリーしてみたいと思います。個人的主観が強いとは思いますが、参考にしていただければ幸いです。
サクサク動作度
SO902i を使っている時の最大の不満は動作が非常に重いという事でした。今回乗り換えたSO905iCS はSO902i と比較してサクサク度がアップしていますが、お世辞にもサクサク動作とは言えません。一番気になる時は、待ち受け画面へ切り替える時にモッサリするところでしょうか。スリープ状態からの復帰も、ワンテンポ遅れて画面が表示されます。
メールの使い勝手編
小生の場合ケータイで一番使う機能がメールなんですが、SO902i からの変更点がいくつかあって、使いやすくも悪くもなっていました。
- 使いやすい機能
- 使い難い機能
- 記号入力時に半角全角の区別が無く候補が表示されていて見分けがつき難い。
- 小文字変換入力が『文字入力』→『*』から『文字入力』→『通話』へ変更になった。
- 10キーと、その他のキーが離れすぎていて押しづらい(SO50xi シリーズと似てる)。
文字入力方式の変更は、ユーザにとって一番重要なところですが、濁点および半濁点入力に変更が無かったにも関わらず、小文字変換するのに他のキーを押す必要があるのは大問題だと思います。SO902i では『っ』を入力する際に『つ』と入力した後に『**』と入力する事で小文字に変換出来たんですが、SO905iCS では約16mm も離れていて約4mm の段差がある『通話』ボタンも押す必要が出てしまいました。小文字変換は結構使うので、不便でなりません。それでいて『*』の代わりに『#』を押しても同じ動作になるなど、わけがわからない仕様になっています。10キーでの文字入力は、出来るだけ使うキーを少なくしたいところです。このあたりはユーザでカスタマイズ
させて欲しいですね。
インターネットブラウザ編
SO902i にはブラウザが一種類しか搭載されていませんが、SO905iCS には通常ブラウザとフルブラウザの二種類が搭載されています。この二種類のブラウザは若干使い勝手が違う程度ですが、大きな違いはPC 用に作られたサイトを見られるか否かです。
- 使いやすい機能
Cybershot としての実力
SO905iCS の最大の魅力はSONY のデジカメ『Cybershot』の技術を採用した事。逆に言うとデジカメ以外の機能はオマケみたいなものなので、本体が分厚いとか、動作がモッサリだとか、『はてな RSS リーダ』に繋げないとか、そういう事は気にしてはいけないのかも知れないですね。そのくらい素晴らしいです。特に、DSC-T200 で不評な『メニューのわかりにくさ』がかなり改善されていて、機能別に並んだアイコン類は直感的に使えます。
- 使いやすい機能
- 使い辛い機能
- Memory Stick に非対応なので、サイバーショットやSmartphone と連携出来ない。
- micro SD は転送速度7M のメディアを使用しても、5Mpix の撮影画像を保存するのに最低3秒かかる。
- 半押しをするのに神経を使うのが嫌(どのくらいまで押せばいいのか、慣れが必要)。
総評
ドコモの905i シリーズだと思って買うとかなり異色では無いかと思います。特にSO905i とは比較してはいけません。とはいえ記録用として十分使えるデジカメが搭載されていて、動画も滑らかに撮影出来て、ブログへのエントリーも簡単なステップで出来るというのは非常に魅力的だと思います。また、背面に埋め込まれたSony Ericsson ロゴは非常に美しく、マニアにはヨダレものです。
ただ気になるのは、本体の厚みと動作のモッサリ度。もう少しレスポンスが良ければ許せるんですが、画面の切り替わりとか、そういうところはちゃんとチューニングして欲しかったです。次回のファームウェア更新に期待したいと思います(ちなみに905i シリーズからは自動更新(手動も可)らしいです)。