ハイスクール奇面組 テーマソング組+

おニャン子クラブの成功とは逆に、本当は息っ子クラブを売り出したかった作詞家の秋元康さんですが、彼がオープニング&エンディング曲を全て作詞しているハイスクール奇面組のコンプリートアルバム「ハイスクール奇面組 テーマソング組+」にハマっています。このCD はちょっと音源的にアレなんですが、懐かしさだけで聞いています。で、この粗悪な音源の中でも雑音入りまくりでヤバヤバな一曲「ちょっと辛いあいつ」がお気に入りになっています。この曲を聴くといつも登下校中のリンチや授業中の拷問も同時に思い出してしまうんですが、それ以上に「この逆境を何とか乗り越えて、個性ある人間になりたい」と思わせてくれる素晴らしい曲だったりもします。「女学生の決意」も勇気付けてくれる良い曲ですね。タイアップ曲は極力避けたい派な小生ですが、この頃のタイアップ曲は、それなりにアニメの内容やキャラクタの性格を理解したものが採用されていたのが印象的で、今のアニメタイアップ曲みたいな「内容無視」路線で無いのが良いです。まぁ、世代的に一番マッチしてたのは「北斗の拳」の曲だったんですけどね。とりあえずはこのアルバムを聴き込みたいと思います。

それにしても「ハイスクール奇面組」が放映されていた時期は精神的に最も辛い時期でしたが、よくも自殺や虐殺もせずに生きてきたなぁと思いますね。拷問に耐え続けた九年間ですから。

ハイスクール!奇面組」テーマソング組+(プラス)