Mozilla Thunderbird で「ドメイン名が一致しません」が出た場合
Mozilla Thunderbird を使い始めて数年経過しましたが、SSL でメール送信する際に見慣れない確認ウィンドウが出ました。
「ドメイン名が一致しません」
OK をクリックすれば問題なく送信出来る『単なる確認』ながら、毎回毎回クリックするのは面倒です。とはいえ、やらなければ送信出来ないのでしょうがないと諦めていました。
ググってみると無理矢理ウィンドウを表示させない方法もあるんですが、これはあんまりスマートでは無いので、SSL 証明書のドメイン名と接続要求する際のドメイン名を一致させる方法が他に無いかを探ってみました。
POPS/SMTPS/IMAPS/FTPSでの接続先サーバー名を以下のように変えていただくことで正式な証明書を使った通信が可能です。
例：s1.xrea.comの場合
s1.xrea.com -> s1-xrea-com.value-domain.com
「.」を「-」に変えていただき、後に「.value-domain.com」を追加します。
Value-Domain ユーザは上記スレッドに設定が書いてあるので参考になるかと思います。なるほどって感じですが、他のISP 等でもこういう問題ってあるんでしょうか。
Windows UPdate でService Pack3 を入れてからこんなになってしまったんですが、今まではどんな設定だったかと言うと、Thunderbird ではTLS 接続で送受信していました。他のメーラーではSSL だったんですが……問題無いですね、Service Pack3 を入れた後でも。Thunderbird は親切なのか、セキュリティに過敏なのか、どっちにしても確認ウィンドウが毎回出るのは、精神衛生上嫌ですね。
参考までに、うちの環境でSSL 接続をしないと使えなくなってしまったのは以下のドメインのメールです。
Gmail とYahoo! も使っていますが、ドメイン名は一致してるし、元々SSL 接続していたので気付きませんでした。
そうそう、一番大事な事をひとつ。当然ながら、送信、受信で別々にSSL 設定出来るんで、パスワードの入力もそれぞれやる必要がありますが、Thunderbird で複数のメールアカウントを使っている場合は、設定を変更した後に『すべての新着メッセージを受信(Ctrl+Shift+T)』をしても、ちゃんと受信出来ません。設定を変更したメールアカウントを個別に受信してやる必要があります。
ファイル(F)→新着メッセージを受信(W) を選択して、設定を変更したメールアカウントを選択してやる必要があります。これをやらないと、設定変更したメールアカウントの受信作業をしてくれません。
ちょっと面倒ですが、気付かないと大変。実は先ほどお客さんからも苦情の電話が来まして（深夜なのに）、「石川さんからのメールが届かないんですが、ちゃんと昨日送ってくれました？」との内容でした。お察しの通り、SSL 接続の設定を変更した後に設定を変更したメールアカウントを個別に受信していなかったようで、それを伝えたらあっさり受信出来たみたいです。たまたま起きてたんで良かったんですが、送信した後に確認の電話をした方が良いかも知れないですね、急ぎだったらの話ですが（今回は単なるテストメール）。
