福岡の一泊旅行 “ちんさんに会いたくて…”その弐、福岡の食『ラーメン』編


太宰府天満宮 感動のあまり空を見上げる豚一匹)Photo by ちん


福岡の食と言うには大袈裟ですが、定番のとんこつラーメンを始め、鶏料理や明太子料理を食べてきました。ジャンル毎に紹介したいと思います。今回はとんこつラーメンです。

とんこつラーメン

福岡のソウルフードの代表と言えばとんこつラーメンって事で、焼きラーメンを含めて何軒かで食べてきました。とんこつラーメンの基本はもちろんとんこつなので、どれもこれも何となく味が似てるんですが、これまた何となく特徴があったりもしました。たぶん美味しいお店ばかり連れて行ってもらったからなんでしょうけど、安心して食べられる基本の味ってのがあるのかも知れないですね。

元祖赤のれん節ちゃんラーメン


福岡に着いて最初に食べたラーメンがここです。博多とんこつでは定番の極細麺なんですが、何と平打ち麺でした。なので何となく中華料理の汁ビーフンぽい触感です。焼豚も軟らかくて美味しかったです。バラ肉でも脂のバランスが良いところを使ってました。で、またまた驚いたのが、ここのとんこつスープは醤油とんこつだったこと。横浜家系の元祖吉村家の醤油とんこつスープと比較して薄味でしたが、極細平打ち麺なのでこのくらいで丁度良いのかも。残念なのは湯切り。僕は湯切りはキッチリしたのが好みなので、ここ一点だけが残念でした。美味しいんですけどねー。

リンク:元祖赤のれん節ちゃんラーメン

屋台のラーメン


天神にはお役所公認の屋台があります。ちゃんと電源も用意してあって、食材に火を通す事くらいしか条件が無いみたいで天ぷらやら小料理やら中華料理やらと何でもアリでした。僕が行った5月7日はゴールデンウィーク明け初日って事でほとんどの屋台がお休みでしたが、どうやら大抵の屋台にはとんこつラーメンがあるとの事でした。ここに辿り着いた時にはお酒が入っていたせいもあって正確な場所を忘れてしまったのですが、大通りの交差点付近に三軒並んだ屋台の一番左端の店で食べたラーメンがこれです。オーソドックスなとんこつラーメンで、例えるならスープは一蘭のようなとんこつラーメンでした。ただ、麺は細麺ではあるもののホープ軒のような縮れ麺!! ちょっと感激。縮れ麺ってチープな印象があるんですが、とんこつスープとの相性は抜群ですよね。個人的には縮れ麺ファンです。肝心な味の感想ですが、お酒を飲んだ後の〆であれば良い感じの味です。

■番外編■

ラーメン以外に天神の屋台で食べたのはこの明太卵焼き。明太子を一度軽く焼いて、その明太子を芯にして薄焼きな卵を何回も何回も溶き卵を焼き重ねて作っていました。それでいてジューシー。ふわふわ卵を噛んだ時にプチプチな明太子がポロっと口の中で弾けて旨かったです。旨かぁー
(↑あってる?)


 
これも博多のソウルフードと言われていると言う焼きラーメン。作り方的にはソース焼きそばなんですが、麺は博多とんこつラーメンで使う極細麺、炒めている最中に濃厚なとんこつスープをひとかけするのが特徴です。

博多ラーメン 膳


福岡で食べたとんこつラーメンの中でも群を抜いて僕が美味しいと感じたのがこの店。トッピングの焼豚(煮豚?)の火の通り具合は絶妙にミディアムレアで軟らかくて、とんこつの嫌な臭いがしない濃厚スープにしっかりと湯切りした極細麺。スープのとんこつは神経使って仕事してるって感じでした。ちゃんと手入れしたとんこつを使ってごまかし無しでやってる店って少ないんですよね、意外と。エグ味が出る前にとんこつを交換しているのがわかる素晴らしいとんこつラーメンでした。

で、超ビックリなのが、普通のとんこつラーメンなら280円で食べられるって事。280円ですよ、一杯。この金額なら毎日食べても財布に優しいですね(体に優しいかは別として)。

リンク:博多ラーメン 膳