docomo×SonyEricsson Xperia発表、発売は4月


SonyEricssonのdocomo復帰第一弾機種"Xperia"が発表されました。GoogleAndroid OSを採用したdocomoiPhone対抗機種です。このXperia。英国SonyEricssonではXPERIA X10と言われているモデルで、日本国内ではXperiaと呼ぶようです。型番はSO-01Bになりました。(本エントリーではSO-01Bという型番ではなくXperiaと記載を統一)
 
スペシャルサイト】:Xperia™ SO-01B | ソニーモバイルコミュニケーションズ


待ち望まれた機種なので各スマートフォン系のオタクサイト、ニュースサイトで盛り上がるかと思います。このブログではXperiaiPhoneは何が違うのか、一体何が出来るのかをエントリーしたいと思います。

SonyEricsson XperiaiPhone、共通点

Xperiaは全面タッチパネルのスマートフォンです。いわゆる普通のケータイと比較した操作感はiPhoneのそれと同じような感覚になります。文字の入力も液晶をタッチします。最近のケータイにもタッチパネルを搭載したものはたくさんありますが、海外でのスマートフォン発売経験が豊富なSonyEricssonのXperiaは、国内メーカのそれとは完成度が違います。液晶の反応、それに対応したアプリケーションなどが洗練されています。やっつけでタッチパネルを搭載している今までのケータイとは違って直感的に触りやすいかと思います。タッチパネルケータイを懸念している方は実際に触ってみていただけたらと思います。また、iPhoneではアプリケーションを追加する場合App Storeという専門サイトを使いますが、XperiaにもPlay Now!、Android Market、docomoの専門サイトなどが用意されます。

  • 大画面タッチパネル
  • アプリケーションは本体でダウンロード可能
  • 直感的な操作
  • iPodと同じように音楽再生機能がある


簡単に言えばXperiadocomoiPhoneです。細かく言えばあれこれ違う点もありますが、一般的なケータイと比較するとこの例えは間違いないと思います。


SonyEricsson XperiaiPhoneXperiaの優れている点


docomoでは東芝やHTCがスマートフォンを出していますが、これらとXperiaの決定的な違いはインターフェイスで、一般的なケータイで簡単に出来る事が、これらのスマートフォンでは複雑な操作が必要だったり、どこにどの機能があるのか探し出すのに一苦労など、ケータイからスマートフォンへの乗り換える際のハードルが高いと言われている理由です。



iPhoneはそのあたりのハードルをぼかしていて、素人にもわかりやすいように指での快適な操作感だけを追求しています。ただ、操作感だけを追求してしまったために実は中身がありません。中身とはすなわち一般的なケータイ本来の機能の事です。簡単にXperiaiPhoneの相違点を書いてみます。




  • Xperiaには前面に3つのボタンがあります。これによりケータイ感覚ですばやく目的の機能を選択できます
  • ホーム画面のカスタマイズが可能。iPhoneではホーム画面(標準の画面)をカスタマイズする事が難しいですが、Xperiaでは複数のホーム画面を自由にカスタマイズ出来ます。大きな時計を配置したり、予定表を表示したり、よく使うアプリケーションを配置したり、お気に入りの写真を背景画像に出来ます。
  • 日本語変換が賢いiPhoneでは、辞書という概念がありません。日本語が入力出来るというだけで、ケータイ並みの変換候補を出す事は出来ないのでストレスが溜まります。Xperiaではケータイでも採用されているPOBoxと呼ばれる日本語予測変換を採用しているので、スムースな日本語入力を行えます。もちろん学習機能もあるので、使えば使うほど賢く変換されるようになります。
  • iPhoneに搭載されているiPodアプリは機能的に貧弱です。SONYの関連会社らしくWalkmanの操作感を採用しているので、機能も音質も専用機のノウハウが注入されています。基本的な操作アイコンは画面下部にまとめられていて、iPhoneiPodアプリのように、いちいち目的の機能を探す必要がありません。よく使う機能だから、音楽再生で面倒な操作がないのは嬉しいですね。
  • インターネット、メール、通話の各機能が連携しています。アドレス帳に登録されている氏名を選んでTwitterの投稿をしたり、履歴画面では、その氏名をクリックするだけで、メールのやりとりの履歴やTwitterでのやりとり、通話履歴など、すべての履歴情報がリンクしています。メールをするだけのために専用のアプリケーションを用意したり、各履歴を次々と閲覧する手間はもう必要ありません。
  • 大画面高精細液晶を搭載しているから、ビデオ再生も、写真も美しく見ることが出来ます。
  • 有効画素数810万画素のカメラとフラッシュライトを搭載iPhoneの2倍以上の高スペックカメラと暗い場所でも撮影可能なフラッシュライトが搭載されています。
  • 外部記録メディアmicroSDHCを採用iPhoneと違って、画像データを本体以外に保存できます。万が一Xperiaが壊れたとしても、大切なデータは守れます。
  • SonyEricssonらしい楽しい演出で、ワクワクする操作感。タッチした時のアクションはワクワクさせてくれる演出が盛りだくさんです。無機質なケータイや今までのスマートフォンとは違って、操作するたびにXperiaは反応をします


SonyEricssonが帰ってきた事もそうですが、まともに使えるケータイを提供してくれるSonyEricssonに僕は感動しています。スマートフォンは特別ではないんです。ケータイの延長線上にあるんです。iPhoneはスムースな操作感を提供してくれました。でも、ケータイ本来の機能を置き去りにしています。今後もこのスタイルは変わらないでしょう。Appleは儲かるんだから。でもそれで良いんです。すべてが統一される必要性はないんだから。Xperiaはケータイの延長線上にあるスマートフォンXperia、是非とも頑張って欲しいです。僕も微力ながら協力したいと思います。