遂にベールが!!1チップMSX 登場!

MSX といえば、1983年にMicrosoft とASCII が提唱したコンピュータの規格です。Windows3.1 が出る10年以上前にパソコンとゲーム機の統一規格を考えたというかなり偉大なもので、小生もお世話になりました。
小生はハードが壊れて以来エミュレータ生活ですが、EGG さんと生みの親である西和彦大先生念願の1チップMSX がやっと発売になるようです。いや、なったと言って大丈夫でしょう。

昨年のイベント「I love MSX」では、西和彦大先生が熱弁を振るうも予約数は惨敗。最低目標の5,000台どころか2,000台にも達せずじまい。で、しばらく音沙汰なかったのですが、先日とある方とお会いして情報をいただいていました。売れなかった理由はなんですかねぇ?というご質問もいただいたのですが、性能の対価以外ないでしょうとしか言いようがないですね。

昔の仕様

OS MSX1相当
AUDIO MSX-MUSIC相当(拡張ステレオ使用可)
Slot 2個
その他 SDカードスロット、USBインターフェイス、ビデオ出力
特典  特性Tシャツプレゼント

価格  19,800円

こんな感じでした。

19,800円で、MSX1 ? これは買わないでしょうな。将来のバージョンアップは無料ってことですが、それでも力不足。

で、今回はバージョンアップした仕様で再登場です。
実際にお会いするとパワフルでカッコイイ西和彦大先生なので、今回は売れて欲しいものです。

・メインRAM 256KB
・漢字ROM付属
MSX-DOS2相当が付属
PS/2端子(Windows用のキーボードを接続)
ジョイスティック端子(MSX用ジョイパッドを接続)
MSXカートリッジスロット2個
・SD/MMCカードスロット(外部記憶装置、その他として利用)
・ビデオ端子(テレビを接続)
・S映像端子(テレビを接続)
VGA端子(モニタを接続)
・音声端子2個(モノラル)
FPGA入出力ピン(40ピン、および10ピン)
・USB端子(将来の拡張用)
・アルテラ Cyclone FPGA EP1C12Q240C8
・アルテラ コンフィギュレーションROM EPCS4
SDRAM 32MB

ここで補足しておくと、アルテラのFPGA というのは設計を書き換えられるCPUだと思ってもらって結構だと思います。普通だと、ハードって取替えが出来ないものですが、CPU自体に色々と内蔵出来るので、音源の仕様が変更になったり、CPU自体を高性能化したり出来ちゃうんです。キーボードで、ハードを設計、実装出来るわけです。
スゴイですね。

ココまで見て少しでも興味をもってもらえたらProjectMSXで予約でもしてください。
最新情報を読んでもらえるだけでも結構です。

かなりマニアな商品ですが、同人ソフトが盛んな現在ではまだまだ面白いことが出来そうですので、小生は超応援します。