ケータイ各社は新機種の数で勝負してるんだけど

結局のところ、数よりは質で勝負して欲しいところ。WILLCOM が昨年末に出したZERO3 は、コンセプトだけで売れた製品のひとつだと思います。PDA と電話の融合。実は細かく言えばこれだけじゃないんですが、海外では一般化しているSmartPhone が日本では無い(に等しい)というところに目をつけたというのが良かったわけです。
ケータイ各社が発表している新機種を拝見(カタログレベルですが)させていただきましたが、キラー機種となるものは殆どが今月末ではなく年末から来年以降の発売で、煽っているわりには大したことがない機種ばかりが先に発売されます。

商売ですから、開発しちゃったものを先に販売するのはいいんですが、今までのケータイと違うのがワンセグと音楽だなんていうのは悲しいですね。

音楽といえばiPodワンセグはサンセグまでの繋ぎと考えると、スルーすべき機種のオンパレードのような気がします。
au ではなかなか面白い機種(テンキーがタブレットもどきになる)も出ていますが、殆どの機種はDoCoMo で言えば前モデルの902i シリーズと殆ど変わりません。

こんな状態なのはひとえにDoCoMo の牽引が悪いからでしょう。ケータイ最大手で、「SmartPhone は日本人の需要に無いのを証明したい」がばかりの料金体系やケータイからの乗り換えユーザにはかなり痛いimode非対応。

それに加え、期待していたソフトバンクは低価格化に不参加表明してしまって、SmartPhone を安心した価格で利用出来ないことになってしまいました。

au はどうなんだろう?

となると、当分のあいだ選択肢はWILLCOM しかないわけで、お気に入りのSmartPhone を所持していながら、ZERO3 も一緒にというのがモバイラーの常識となってしまうようです。

この世界が解放されるまでにあと何年かかるのか?はたまた解放されないのか?

ケータイ記事を書いているライターさんを使っている編集者さん!
そろそろケータイ視点じゃなくて、何が便利なのかという視点で考えてください。
まぁ、小生もZERO3 否定派だったわけだけど、あれはPHS だったからで、ケータイなら問題なかったわけです。
視野が狭いのはDoCoMo 命だからってのがあるわけですが、解放して欲しいから使い続けているんです。

この状況を変えられるのはマスコミさんだけ。
徐々にでもいいんで、モバイラーの気持ちもわかってくださいよ。