アルミ缶回収オジサン

上野-秋葉原ではアルミ缶回収のオジサンをよく見かけます。犯罪行為なのですが、小生は止めさせることが出来ないでいるんです。それは『誰も困らないから』という理由だったりします。
東京都23 区内ではアルミ缶に限らずゴミを持ち去る行為を窃盗罪としているのが一般的です。が、逮捕されているのを見たことがありません。何かとイチャモン好きな警察官もスルー状態です。

ですが、ついにヤバイ回収オジサンにインタビューすることが出来たので記事にしてみます。コーヒー一本で裏事情を話すって口の軽さは置いといて、結構金持ちだったのは驚きです。

■実は稼いでるアルミおじさん
で、月収入を聞いてみたら「二十万円強」だそうで、月によっては三十万円を超えるってこともあるそうです。ただ、見かけ的にはそーは見えませんが「路上生活者じゃないと雇ってもらえない」んだと。
そこで路上生活しているそうです。たまに簡易宿泊所で風呂に入ってゆっくりしているってことで、サイフには万札が結構ありました。銀行に行っているのを仲間に見られるとチクられるか集られる(結構醜い社会らしい)から現金を持っているそうな。昨年夏から始めて、三百万円貯まったら辞めるってことで、今年のクリスマスあたりで達成らしいです。

で、どうして儲かるのかというと、「材料費はかからないし、買取価格が高いから」とごもっともな回答。アルミ缶だと85円/kg だそうです。以前は一ヶ月ほどダンボール回収をしてたみたいですが、月収八万円で良い方だったってことで、乗り換えたんだと。
ということは、二十五万円の手取りがあったとして月3 t くらいのアルミ缶回収をしているって??100 kg /日だぞ!
潰せば30kg くらい載せることが出来るってことで三回回収してこれか。
行政のアルミ缶回収日マップってのと、捨ててあった分量がメモしてあったりして、この世界でも生き残れるヤツは頭がキレるって思い知らされてます。