クレヨンしんちゃんのOP やEP には名曲が多い

冗談のようなリズムや歌詞が多いクレヨンしんちゃんのオープニング曲やエンディング曲だったりするんですが、実はちゃんと曲や歌詞を練りこんだものが多数存在しています。今のお気に入りは『年中夢中 I want you 』。♪大人になればウエディングベル ♪パパとママはねアダムとイヴでね、ぼくは生まれた…子ども向け番組では深いですよ、この歌詞。思わず涙が出てしまいました。まぁ、このフレーズを一発で聞き取れたんで何気なくショップを探ったわけですが、他にも色々と面白い曲があります。曲調がちょっぴりノリノリだからって侮ってはいけませんな。子ども番組の曲は熱く、深くなければならんのです。

それにくらべ、POPs シンガーときたら愛だの恋だの叫ぶだけで共感を持てません。小生が子どもだから?違うよなぁ。歌詞にオリジナリティが無いし、明らかに教養が無い作詞家。曲だけでひとを引き付けてないで、アニソンのような情熱ある曲を排出して欲しいものです。ちなみにPOPs シンガーが嫌いというわけではないですよ。過去には渡辺美里さんの一部の曲にゾッコンだったし(今はちょっとね)、TMN の曲(7 Days War )が好きな時もありました。今はmihimaru GT (我らが渋谷Rock West )やCapsulem-floピチカートファイヴリップスライムの過去の曲も聞きますが…この世で一番好きな曲は爆風スランプの『きのうのレジスタンス』。この曲は映画『木村家の人々』のエンディング曲なんですが、お金第一主義のお父さんとそれに反発する息子とのギャップが(一瞬)解けた状況ではバツグンに効果がある曲でした。超ロック嫌いで、基本的に特ソンかアニソンしか聞かない小生でしたが、これには参りました。言葉数は少なくていい。カッコ良くなくてもいい。でも熱い思いを言霊にして表現して欲しい。ここのところなかなか良い歌手が出てきません。ふぅ。

リップスライムはデビューのまま突っ走ってくれると思ってたんだけど、全体的なものはピチカートファイヴが完成度高い(比較対照がジャンル違いですが)。ちなみにリップスライムならば『運命共同体』『FRESH』『雑念エンタテインメント』が入ってるFIVE というアルバム。その後は良い曲がほとんど無い。ワーナーらしくないSONY っぽい戦略なのがちょい嫌。ピチカートファイヴは『モナムール・トウキョー』と『ハッピーサッド』。全体的にはSONY MUSIC が好きなんだけどなぁ。最近どーしたんだろ。熱い曲が全然出てこない。単発で終わっちゃうヒトばっか探してくるのは無しにして欲しいなぁ。